IT業界ではエンジニアはどのような知識やスキルを持っているかに応じて特化する分野が異なり、その分野に応じた分類が行われてきています。
代表的なエンジニアの種類としては、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、インフラエンジニアがあり、この他にもデータベースエンジニアや組み込みエンジニアなど色々な分野のエンジニアがいます。一方、フィールドエンジニアやセールスエンジニアのように営業をメインにする種類もあり、個人の興味や企業の意向に応じてどのような方向性で特化していくかが決まっています。
ただ、このような枠組みにとらわれないエンジニアもんだんと生まれてきているのが現状です。
専門とする分野はただ一つとは限らず、データベースエンジニアとしての経験を積んだ後、さらにサーバーエンジニアとしても活躍してきたという人もいます。専門の組み合わせによって異なるタイプのジェネラリストも生まれてきているのです。
以前から行われてきた分類は、あくまでスペシャリストとしてのエンジニアの種類を定めているものです。ジェネラリストを目指すエンジニアが活躍するケースも増えてきていることから、この枠組みでは分類不能なエンジニアが多くなっているのは念頭に置いておきましょう。
新しいスキルの組み合わせを作り上げていくことで自分だけにしかできない仕事を作っていくという考え方を持つのも、ジェネラリストのエンジニアが将来性を確保して活躍するためには大切です。